土と森と川と水と、
そして支援。
作家が求める、
すべてがととのう地

愛知瀬戸

良質な土や森、山、川に恵まれ、
1000年以上の歴史を持ち、
うつわの代名詞にもなっている
“せともの”の発祥の地、瀬戸。
全国から作家が集う理由がここにはあります。

学びの場所

オール瀬戸で作家を支援するまち

当たり前のように窯や工房、道具屋があるまち瀬戸。作家になりたい、と考えても工房や道具、窯はどうするのか、作家になったとしても、どうやって展示会を開くのか、どう売るのか、仕事として成り立つのか。作家への一歩を踏み出すには勇気が要ります。これから作家を目指す人にも、作家として活躍している人にも、瀬戸は、「学び・制作の場所」と「作家を支える体制」で作家をバックアップしています。

瀬戸工科高等学校 専攻科 陶芸やデザインを学べる工芸デザイン科を設置。高等学校卒業後の専攻科(2年課程)では、ろくろや手びねり、クレイデザイン、陶画、釉薬調合など、基礎から学べます。
瀬戸市新世紀工芸館 陶芸やガラス工芸分野の人材育成を行っています。研修生は自ら目標を立てて、2年間の創作活動に取り組みます。研修修了後も、工房設備のレンタルなど制作環境の提供を行っています。
瀬戸染付工芸館 瀬戸市の伝統的やきもの「瀬戸染付」の技術を持つ陶芸作家育成のため、2年間の研修制度を用意。自由な創造の場として、制作活動ができ、作品の展示販売も行えます。

支える体制

物件/資金/販路/開業支援

瀬戸まちづくり
株式会社
行政や商工会議所などが出資して設立。瀬戸の中心市街地の活性化をめざし、空き店舗の紹介や活用、若手作家の活動の場所の提供などを行っています。
瀬戸信用金庫
経営相談や借入相談はもちろん、ツクリテの定着支援、瀬戸固有の窯業技術の継承など、地域創生に取り組んでいます。
瀬戸市
瀬戸商工会議所

活動支援

「飲食・宿泊・体験」の機能を備えた古民家リノベーション施設。作家の作品を展示し販売につなげたり、ワークショップを開催するなどし作家を支援しています。
3名のコーディネーターが在中。作家のPRツールやディスプレイの相談にのるほか、ツクリテ(作家)が活用できる補助制度などを紹介しています。
瀬戸市、瀬戸商工会議所、瀬戸信用金庫が中心となり、大学や地元企業も一体となって「地域ビジネス」での創業を目指す人に対し、知識や実務を学ぶ機会を提供しています。

作家の声

作家たちが語る、瀬戸を目指した理由とは

森本静花さん/大阪府出身 活動と学びを
両立できるしくみがある
美術系大学院で染付を学び、卒業後、染付工芸館で研修生として作家活動をしながら技術を磨きました。地元に戻ることも考えましたが、貸し工房や貸し窯がなく、焼き物を続ける土台がなかったため、環境が整っている瀬戸で活動をすることに決めました。
水野このみさん/愛知県瀬戸市出身 モノづくりを仕事として
成り立つように導いてくれる
まちの支援で、東京での展示会デビューができました。作家は独りで黙々と制作に没頭し、ともすれば間違った方向に行ってしまったりするので、頭の中を整理するためにも日頃からコーディネーターに相談に乗ってもらっています。
吉島信広さん/佐賀県有田町出身 補助金と融資のおかげで
作家活動を加速できました
作家はモノづくりをするだけではなく、モノを売らないと成り立っていかない。どれだけの利益を上げるために、どれだけのコストで、どれだけのものをつくればいいのか、しごと塾や瀬戸信用金庫で経営の勉強もさせてもらいました。

オール瀬戸で作家を支援する詳細動画をぜひご覧ください。